「産学官連携」と「サイエンスコミュニケーション」の“業界(と敢えて使ってみる)”は、思ったよりもずっとつながりが無いらしい。
産学官連携は、少なくとも「サイエンスコミュニケーション」が語られるより以前から注目され根付いている言葉のような気がします。
大学ではそのための部署やセンターが設立されていたり、大学技術移転機関も活動しているところが多いですよね。
全国の大学技術移転機関
産学官連携に関する情報も多く発信されているように思います。
サイエンスポータルにも「産学官連携」のコーナーがありますが、他にも科学技術振興機構では産学官連携支援データベースも運営していますし、文部科学省でも産学官連携コーディネーターサイトなどからも情報発信しています。
サイエンスコミュニケーターとは、政府・行政・研究・企業・メディア・一般の人々とそれぞれの間で科学技術に関する対話ができる、対話を試みる役割の人というように私は今のところ理解しています。科学技術と社会の関わりを注視し、それぞれをつなぐことができる能力を有する、両者の立場を理解し架け橋を築く人だと。
つまり、理科の先生も、研究機関の広報担当者も、産学官連携従事者も「科学技術という分野に関わって対話する役割を持つ」という意味で広義のサイエンスコミュニケーターなのだと思います。
(狭義のサイエンスコミュニケーターはナニと言われると難しいのですが・・・要は“業界化?”とたまにささやかれる部分がそうでしょうか。)
産学官連携(産学連携)とは大学や研究機関等において生み出された技術やノウハウを民間企業において産業化へ結びつける営みであるから、研究者と企業を結びつけること、まさにサイエンスコミュニケーションの一部!と思うのですが。
ではどうして、産学官連携従事者とサイエンスコミュニケーターの間にはあまりつながりがないのでしょう。
成り立ち、歴史が違うからでしょうか。縦割りだったり?
産学官連携従事者はサイエンスコミュニケーションの技術を駆使して仕事をする機会がたくさんあるように思うし、サイエンスコミュニケーターと呼ばれる人たちが産学官連携を促進するために仕事をすることも必要とされるでしょう。
それにどうやら、どちらの立場にいる人も「あまり知らない」だけで、知れば「興味ある活動だ」とそれぞれに感じるようです。
産学官連携情報、サイエンスポータルでは
産学官連携のコーナーや、イベントカレンダ(その他という分野)でも案内中。
サイエンスコミュニケーションについては・・・サイト全体が広義の、大人向けのサイエンスコミュニケーション(双方向性がまだ足りないので、「サイエンスコミュニケーションに資する」程度か)だと思ってやっております。
ここからどんどん情報をとっていって、つながっていってほしいです。
そしてサイエンスポータル編集部が知らない情報もあちこちから集まってくるといいなぁーなんて。
2008年06月16日
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